2025年3月10日(月)、代表弁護士・下西祥平が広島県歯科医師会様主催院長セミナーにおいて講演しました。今回は委員会の中で検討され、医院を経営する院長の皆様が関心の高い「カスタマーハラスメント」についてお話をさせて頂きました。今回は完全オンラインで約1時間お話させていただきましたが、90名を超えるたくさんの方にお申込みをいただきました。
今回は、歯科医師会に寄せられた以下の事前質問に対して冒頭開設をさせていただきました。
1.カスハラと思われる患者に対して、診療拒否等を行い、応召義務違反になるケースや過去の裁判事例について
2.スタッフ(歯科衛生士や受付等)への嫌がらせや高圧的な態度、ストーカー行為などへの対応とその際の判断基準について
3.診療室での無断の動画撮影や録音に対しての対応について
4.SNSや口コミで謂れのない書き込みをする、あるいはされると言われた際の対応について
直近の報道では、「東京都カスタマーハラスメント条例」が制定され本年4月1日に施行が予定され、詳細なガイドラインも策定されています。また、北海道でも条例制定に至り、三重県桑名市では罰則(氏名公表)付き条例が制定されるなど、公的な規制の動きが強まっています。年末には労働政策審議会で企業の法的義務としてカスハラを規制する流れが了承されたとの報道もあり、通常国会でも法案提出が予定されています。
企業の取り組むべきカスハラ対策について、厚生労働省の「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」を参考にしつつ、具体的に取り組む対応をご紹介いただきました。
今回のセミナーが、歯科医院で働く皆様にとって職場環境の改善につながれば幸いです。
弊事務所では引き続き、医療事業者の皆様への最新の情報提供に努めてまいります。
主催:広島県歯科医師会
協力:国家戦略特区 広島県・今治市雇用労働相談センター(HIELCC)