2025年7月12日(土)、日本ハウズイング株式会社様主催の「聞くだけでためになるマンション管理セミナー」が開催され、弊社の代表弁護士・下西祥平が講師を務めさせていただきました。
今回のセミナーでは、主にマンション管理組合の理事の方々や、これから理事になられる方を対象に、「失敗事例から学ぶ、マンション管理の失敗学」をテーマに講演を行いました。
今回は5回目のセミナーとなるので、今までとテーマを変えて、下西弁護士が、経営学の名著である「失敗の本質-日本軍の組織的研究」(1984)や畑村洋太郎氏の「失敗学のすすめ」(2000)などで紹介された「失敗学」の考え方を踏まえて、3つの裁判事例を題材に、マンション管理組合側がなぜ敗訴したのかを分析しました。また、本年5月に改正された区分所有法等の改正法について施行時期を含めて今後の変更点について説明しました。
解説された主な3つのテーマは以下の通りです。
① マンション管理組合の運営面での失敗事例
② マンション使用方法に関する対応の失敗事例
③ マンション管理組合の金銭トラブルに関する失敗事例
ご参加いただいた皆様からは、「事例を用いて解説をして頂き、非常に実感がもてた」、「失敗事例から学べるところが多かった」 といったコメントと共に、多くの参加者にとって大変参考になったと高く評価されました。一部の参加者からは、「敗訴後の対策」や「柔軟剤の臭いやタバコの臭いのクレーム対応」 といった、より具体的なトラブル解決に関する実践的な知見への要望も寄せられました。
今後とも皆様に役立つ情報発信に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。