先日、僕の所属する法教育委員会が毎年行っている、模擬裁判選手権というイベントに参加してきました。
この選手権では、広島県の高校生に学校単位で募集をかけ、抽選で当選した学校の有志の生徒さんたちに、実際にあった刑事事件の改変事案を題材とした模擬裁判に挑戦してもらいます。
生徒さんたちは、模擬裁判当日だけでなく、その準備から関わってもらい、弁護側・検察側に分かれて準備をしたうえで、本番に臨みます。本番では、裁判所、検察庁、弁護士会、広島大学、さらに数名の一般の方にも協力いただき、生徒さんたちの論理力やプレゼン力、法廷でのふるまい等を採点してもらい(判決はありません)、得点の一番高かった学校が優勝となります。
僕はサポート弁護士として、計6回、担当校に赴き、生徒さんたちが裁判の準備を行う手助けをしてきました。生徒さんたちは非常に積極的に取り組んでくださり、前日には皆さんで何時間もファミレスで検討を重ねたそうです。その甲斐あってか、本番ではプロのような堂々とした立ち居振る舞いで、見ているだけの僕が何故か感動してしまいました。
結果としては、僕の担当校は優勝を逃してしまったのですが、結果は結果です。それよりも、サポート弁護士として生徒さんと一緒に悩み考えた経験はかけがえのないものだったと思いますし、生徒の皆さんもいい経験となってくれたのではないかと思います
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当日の様子はNHKのニュースになっておりますので、是非一度御覧ください。
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20240328/4000025464.html