有本ブログ「出張授業」

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2024/10/29

先日、広島県立広島叡智学園中学校に法教育の出張授業をしてきました。
 
 法教育の授業では、学生さんたちに、物事を多角的に考える大切さを学んでもらいます。今回は90分と短めの授業だったので、学生さんに何かを考えて発表してもらうというよりは、刑事裁判において、検察官や弁護士がどのように考えて、被告人が有罪(無罪)であると裁判官を説得しているのか、そのプロセスを解説するというのがメインの授業となりました。

 中学生にとっては、授業のテーマが少し難易度の高いものでしたが、学生さんたちは頑張って聞いてくれていたように思います。
 講義の後は、弁護士役・検察役に分かれて、シナリオを読む形で模擬裁判をやってもらい、実際の裁判の流れを体験してもらいました。叡智学園は大崎上島にあるので、なかなか裁判所に行く機会を得るのは難しく、そういう意味では貴重な体験だったと思います(写真は模擬裁判の様子です)。
 
 授業の最後には、ざっくばらんな質問に答える時間を設けました。これからの自分たちのキャリアに関する質問が多く、中学生の段階でしっかり将来のことを悩み考えていて、こちらも刺激を受けることができました。

 これから冬にかけて、高校生を対象にした模擬裁判選手権というイベントが始まります。
 こちらは実際に模擬事例を検討して、弁護士役・検察官役に分かれてもらい刑事裁判をしてもらうものです。裁判官役は実際の裁判官にやってもらいます。
 去年はノートルダム清心高校の優勝でしたが、今年はどのような結果になるのか、また参加生徒の本気の取り組みが楽しみです。 

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