先日、広島弁護士会の法教育委員会が主催する「ジュニアロースクール」に参加しました。
このイベントは、中高生の夏休み期間を活用して、社会で起こるさまざまな問題に対し、法的な思考でどうアプローチできるのかを体験してもらうというものです。
参加した生徒さんたちは小グループに分かれ、与えられた問題について議論を重ね、最後にはグループごとの意見を全体に発表してもらいました。夏休みの貴重な半日を使って参加してくれるので積極的な生徒さんが多いのはもちろんですが、どのグループも真剣に考え、我々の想定を超える新鮮な視点やユニークな意見が次々と出てきました。
アンケートの結果も好評で、立場や利害が複雑に交錯する「正解のない問い」に向き合い、さまざまな角度から検討しながら一つの結論を導き出していく――その過程の奥深さを実感してもらえたのではないかと思います。
来年もどのような議論が交わされるのか、今から楽しみです。